サーバのディスク容量が圧迫されていたのでncduで原因を調査した
はじめに
普段サービス公開用のサーバがあるのですが、ディスク使用量がほぼ100%になっていることに気が付きました。
最近は、あまり大きいデータを入れた記憶がなかったので、原因を調査してみました。
今回は、その時に行った作業についてまとめていきます。
調査内容
調査方法
今回は、ncduを使って調査を行います。
ncduは簡単に言うと、各ディレクトリの容量を可視化してくれるものです。
CLI上で使えるのですが、かなりGUIに近い形で可視化してくれるかつ、インタラクティブに操作することができるため、今回採用しました。
ncduのインストール方法ですが、Ubuntuであれば、apt
でインストールすることが可能です。
$ sudo apt-get install ncdu
ncduを使ってみる
ncduは、指定したディレクトリ以下の容量を調べることができます。
今回だとすべてのディレクトリをチェックしたいため、ルートディレクトリから調査していきます。
以下のコマンドを入力するとルートディレクトリから調査することができます。
sudo ncdu /
上記のコマンドを入力すると、画面が切り替わりスキャン中と表示されると思います。
全ディレクトリをスキャンするとそこそこスキャンするのに時間がかかるので気長に待ちます。
スキャンが終わると各ディレクトリの容量が表示されます。
気になるディレクトリにカーソルを合わせた状態で右矢印キー、もしくはEnterキーを押すとそのディレクトリの中も確認できます。
また、戻る場合は左矢印キーで戻ることができます。
ディスク容量を圧迫していた原因
今回調査を行った結果、VPNサーバのログがかなり溜まっており容量を圧迫していました。
とりあえず今回はそのログを別のストレージ用のサーバに移すことで、ディスクの容量を確保することにしました。
まとめ
今回は、ディスク容量の調査にncduを利用しました。
インタラクティブに使えるため、かなり使いやすい印象を持ちました。
また、今回の問題については、日頃からMackerelを利用してサーバの状態を監視していたため、いち早く異常に気づくことができました。
こういった異常にいち早く対応するためにも、サーバ監視ツールは導入しておいた方がいいのかなと思いました。